崖♂のホームページを飾るトップページのイラスト葛飾北斎の
「神奈川沖波裏」
の代表作の波の絵であるが、これを多くのアウトドアメーカーが使っている。代表的なのは
『パタゴニア』の「Tunami」後ろの山にはパタゴニア山塊が描かれている。 また、ウエットスーツやサーフウエアーを制作販売しているメーカ
『クイックシルバー』
のマークにも、この北斎の
「神奈川沖波裏」
が使われているようだ。 ここ数年にわたって『welcome to Cliff♂』のトップの画像は馬鹿 半可臭異の手により
「神奈川沖波裏」
の一部を修正して使用している。
この作品は初期のものであるが大波にぶっ飛ぶサーファーが組み込まれている。 長期に亙りこの作品が『welcome to Cliff♂』トップとなったが、バックの情景が朝焼けだったり、青空だったり、と常に変化が与えられた。 バックの山は駒ヶ岳から利尻岳に、(でも全然似てない・・・)変化してきている。 この絵の最終は波が二倍になってパワーアップしたところで「石川 五右衛門」バトンタッチとなった。 さてこの初期の謎のサーファーとは・・・
Googleでイメージ検索して偶々ブチ当たった
この絵
が馬鹿 半可臭異の創作意欲を誘った。 当時、日清『どんべぇ』のCMにもこのてのモノが使われたため、パクリでは・・・との噂がたった。(まぁ殆どが贋作ではある・・)
さてこのシリーズの二作目現在の表紙となっている
「石川 五右衛門 」
がハングファイブを決め北斎の波に乗る図であるが、当初は
石川 五右衛門
だけであったが、物語的に考えた
馬鹿 半可臭異
『北斎の大波
にぶっ飛んだ
高之助
の噂を聞きつけ、
石川 五右衛門
がこの波を求めてやって来た。 聞きしに勝るこの波に命をかけて挑戦!
見届け人としてやってきた
三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛
はその光景に度肝を抜かれるのであった。』
円熟期に入った馬鹿 半可臭異はこの絵に印を押した。
馬鹿 半可臭異は次なるヒーローをGoogleのイメージ検索で探し続けた。『大蝦夷波乗り列伝』ふさわしいイメージを持った
遊び人に巡り合ったのだ。 後の大スター「長板の政」である。
馬鹿 半可臭異はこのヒーローに格好のロケーションを与えた。またしても北斎である。
「甲州石班沢」に長板(現ロングボード)を抱えて波の状態を見に来た長板の政
は釣り人に一言「どきなッ!」といって波を見続けていたそうだ。 いまだにこの政
が波に乗っているのを見たものは誰もいない・・・
そうそう長板の政が蝦夷地のサーフィンのメッカ浜厚真に現れたという。
そこでも政がテイクオフした姿は確認されていない・・・
馬鹿 半可臭異は「ちょっと疲れた・・」と言い残して旅立っていった。